| アンディ・ウォーホルがドラキュラの70年代的解釈を映画化したのが本作。ウド・キア演じるドラキュラ伯爵は、処女の生き血を吸わなくては生きていけないという設定なので、今は消滅寸前状態。ルーマニアにはもう処女がいないと、イタリアの田舎に処女を捜しに行き、4人姉妹のいる貧乏貴族一家に目をつけるのだが、この館の庭師を演じるのが当時のイケメン男優ジョー・ダレッサンドロ。年頃の娘たちはこの庭師とエッチし放題で、彼女たちに「私は処女よ」と断言されて血を吸った伯爵は七転八倒の苦しみにもがき「私はもうこの試練には耐えられない」と嘆くのだ。吸血鬼=エロティシズムの擬人化という図式はここにはない。姉妹の母親も「お前たちは新しいモノ好きだから伯爵は気に入らないだろうけど、結婚すればお屋敷が手に入るから」などと言い、吸血鬼にうっとりするのは婚期を逸した長姉のみ。だが、ちょっと待て。この設定にも関わらず、吸血鬼ファンなら、美形のダレッサンドロよりも、若き日のガリガリのウド・キアの白塗りアイライン付き吸血鬼メイクに惹かれるのでは? ロマン・ポランスキーやヴィットリオ・デ・シーカがちょい役で出演というオマケ付き。 |

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